店舗デザインを考える意味はなんでしょうか。ブランディング、集客などなど。

業種と立地

立地はとにかく重要です。立地がよければ、そこそこのサービス、デザインでも競合店に勝てます。なぜなら、お客様は他の競合店の存在に気付いていないからです。立地を制するものが事業を制す。リバウンドを制するものが、試合を制す。みたいなスラムダンク的な言葉ですが、事実です。どんなに広告を入れても、立地のよさに勝てないことがありますので、居家賃ばかりに囚われないでどんな場所でその事業をやるとベストなのか考えてみましょう。そして、ベストできないなら、どんな場所ならベターなのか考えてみてください。
立地に特にこだわらなければいけないのは、飲食店や小売店ですので、他のサービス業ではそれほど気にしなくていいあるいは、無関係ということもあります。たとえば、顧客がもっぱら法人相手のところや出張してサービスを行うことが多い業種は、店舗の立地にこだわる必要はありません。

従業員も集めやすい

商売をしているとそもそもの売上に頭を抱えることは多いのですが、その次に従業員が集まらないということに頭を抱えることも多いのです。たとえば、海の見える喫茶店が繁盛していたとしても、深夜まで働いてくれる若い人達がその店の周りにいなければ経営者であるあなたが代わりにいつも働かなければならないのです。それに加え毎日の経理処理や新規顧客の集客戦略も考えていかなければなりません。特に若い従業員が必要な店舗は、そういったことも念頭に店舗立地を考えていく必要があるように思います。予想以上に従業員が集まらなくて困っているお店って多いんですよ。